チャイルドシートの選び方は??
車にお子様を乗せる際は、チャイルドシートの使用が義務付けられています。チャイルドシートは各メーカーから様々なタイプが出ていますが、ここでは基本的な選び方のポイントをお伝えします。
チャイルドシートはいつまで必要?年齢は?
チャイルドシートの着用の義務は道路交通法によって定められています。
法律での対象は6歳未満のお子様です。また、友人や他のご家族のお子様を乗せる場合でも、6歳未満ならチャイルドシートの着用が必須であり、もし仮に検挙された場合はその車を運転していた運転手が罰則の対象となるため、注意が必要です。
チャイルドシートの基礎知識
チャイルドシートは対象年齢によって、大きく3つのタイプに分類されています。
ベビーシート(乳児用)
新生児〜1歳ごろに使われるシートです。
まだ首のすわっていない赤ちゃんのために、後ろ向きに設置することが基本です。
チャイルドシート(幼児用)
1歳〜4歳ごろまで使われるシートです。
首がすわりはじめ、前向きに設置することが一般的です。
ジュニアシート(学童用)
〜11歳ごろまで使用することができるシートです。
お子様の体格に合わせて、ヘッドレストの位置を変えることができるモデルが多くなっています。
また最近では、長い期間にわたり、ひとつのチャイルドシートを使用できる兼用タイプが発売されています。
成長と共に都度買い替える必要がないため、コストのカットにつながります。
チャイルドシートの選び方アドバイス
安全基準を満たしているかの確認
具体的な製品の選び方ですが、まず絶対にチェックしなければならないのが国土交通省の安全基準に適合しているかどうかです。
適合しているチャイルドシートには「Eマーク」があるので必ず確認してください。
2012年7月以前に発売されたチャイルドシートにはEマークがついていないため、中古のチャイルドシートを購入する場合や、知り合いから譲り受ける場合は念のためチェックした方がいいかもしれません。
取付方法の確認
チャイルドシートには車への取り付け方に違いがあります。
「ISO FIX固定」と「シートベルト固定」です。
「ISO FIX固定」は、簡単な取付と確実な固定による安全性が魅力です。
ただし、ISO FIX固定に対応していない座席には装着できないので、注意が必要です。
「シートベルト固定」は、車両の3点式シートベルトを使用して固定するタイプです。
ISO FIX固定に対応していない座席にも取り付けができます。
まずは今乗っている車、これから買おうとしている車をよくよく調べてからチャイルドシートは選びましょう。
サイズや機能性の確認
チャイルドシートはモデルごとにサイズや重さが異なります。
コンパクトカーや軽自動車にお乗りの場合だと、車内が窮屈になってしまう可能性もあるので注意です。
また複数の車に対してチャイルドシートを頻繁に載せ替えたりする場合にも注意が必要です。
15㎏近いモデルもあるので、使用方法によっては重量にも気を配りましょう。
他にも回転式や固定式など、製品ごとにさまざまな特徴があります。
基本的にはお子様の年齢や使いやすさで選べばよいのですが、どの製品を選ぶにせよ、そのチャイルドシートがご自身の車に適合するかどうかを事前に確認することを忘れないようにしましょう。
チャイルドシートはお子様の命を預ける大切な命綱です。事前にしっかり下調べをして、使い方や車に合ったものを選び、安心で安全なカーライフを送りましょう。